パニック障害の病院選び

パニック障害の方は、呼吸困難や動悸、過呼吸などの身体的な症状が強くあらわれることが多いため、最初は内科や呼吸器科、循環器科などを受診される方も少なくありません。
それらの診療科へ行っても原因がわからない場合は、パニック障害を疑ってメンタルクリニック(心療内科・神経科・精神科)に行ってみてください。

パニック障害の治療実績がある病院に行く

パニック障害は何の前触れもなく突然起こることが特徴で、胸がドキドキして苦しくなったりめまいや震えなどの身体的な症状が強く出るため、パニック障害という病気をよく知らない病院では、適切な治療を受けられないことがあります。

発症してから早い段階で治療を開始すればその分治りやすいと言われていますが、反面、適切な治療を受けられないまま放置していると、慢性化・重症化することがあります。
パニック障害の治療に力を入れていたり、治療の経験が豊富な病院にかかることが、治療の第一歩とも言えます。

患者さんの話をきちんと聞いてくれ、パニック障害や治療について丁寧に説明してくれるドクターがいる病院であれば、適切な治療を受けられるでしょう。

相性が良いドクターを選ぶ

パニック障害もうつ病同様、早めに継続的な治療を受けることで治りやすくなる病気ですので、あまりたくさんの病院を渡り歩いてドクターショッピング化してしまうことは望ましくありません。
しかし、相性が合わないドクターの治療を受けることは大きなストレスとなり、かえって症状を悪化させる原因ともなります。無理だと感じたら転院も検討すると良いでしょう。

通いやすく、待たされることが少ない病院を探す

知り合いの方から「いい先生がいる」と紹介されても、何時間も電車に揺られて通院したり、混雑している待合室で長時間待たされることは、パニック障害の患者さんにとっては辛いことです。

自宅や職場、学校の近くであれば通いやすいですし、乗り物に乗るのも最小限にできるでしょう。また、予約制の病院であれば、待ち時間を少なくすることができます。土日や夜間診療を行っている個人診療所もありますので、学校や仕事を休まずに通院することもできます。

通院することがストレスにならないようにすることも、病院選びの大切なポイントです。

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