家族受診の利用

本人が病院に行きたがらない
うつ病もパニック障害も、早い段階で適切な治療を開始すれば、早期の回復が見込める病気です。逆に、治療を受けずに自分の努力で治せるというものではありませんので、ご家族の方にうつ病やパニック障害の兆しが見えたら、なるべく早めに通院をすすめるようにしましょう。

しかし、うつ病の患者さんは、自分がうつ病であることを認めるのを「甘え」と感じたり、病院に通うことで家族に迷惑をかけることを嫌がって、通院を拒否することがあります。
パニック障害の患者さんは、自宅から出ること自体に不安を感じたり、通院のために乗り物に乗ることが発症のきっかけとなることがあり、無理に通院させることが逆効果になることもあります。

でも、正しい対象方がわからないままただ見守るだけでは、家族の方の方が辛くなってしまうことがあります。家族の方がストレスに苦しんでいては、患者さんはますます回復から遠のいてしまいます。
メンタルクリニックによっては、患者さん本人ではなくても相談に乗ってくれることがあります(家族受診・家族の代理受診)。ご家族がうつ病やパニック障害かな、と思ったら、まずは家族受診から始めてみることもおすすめいたします。

家族受診(代理受診)について

メリット

デメリット

家族の方へ